いつもお問い合わせ・ご入庫ありがとうございます。FKエンジニアリングです。
先日、ご予約頂きましたお客様のMINI クラブマン（F54） のシフトメカニズム交換作業を行いましたのでそのレポートになります。
今回はお客様よりメーターの中に「トランスミッションの警告灯が点灯したので点検をしてほしい」とのことでご入庫いただきました。
写真のようにメーターの中に「トランスミッション」「停車時にはパーキングブレーキをかけて下さい。」「正規ディーラーで点検を受けて下さい。」「車両動き出し注意」というメッセージが表示されています。
こちら、この型のMINIでよくあるトラブルのようで、高額な修理になってしまうことが多いので注意が必要です。
当店での観測範囲内でも結構な数が出ている故障なのですが、今のところはリコールなどにはなっていないようです。
実際の動作チェックをしたり故障診断機を接続して内部のデータを確認してみた結果、オートマチックトランスミッションの信号が上手に車両側に伝わっていない・認識できていないという状況でした。
例えばシフトが「P」レンジに入っているのに車両側では「N」や「D」レンジに入っていると誤って伝わってしまっているという感じです。
そんなわけで様々な点検をした結果、シフトメカニズム（シフトロックケーブル）という部品が故障していると判断し、シフトメカニズムASSYを交換させていただくことになりました。
ただ、このシフトメカニズムの交換は室内・エンジンルーム・下回りとそれぞれの箇所で作業が発生してしまうのでそれなりの手間がかかる作業になってしまいます。
室内で作業をしたと思ったらエンジンルームで、そしてマフラーを取り外して下回りと、かなり大掛かりな作業になります。
シフトメカニズムを交換した後はすべて元通りに復元をし、改めて故障診断機を接続して細かなデータの確認や故障コードの削除などを行いロードテストをしたら作業は完了となります。
最初にも触れましたがメーター内にトランスミッションの警告灯が点灯しシフトメカニズム（シフトロックケーブル）の交換が必要になるトラブルは多く、この型のMINIではもはや定番と言ってもいい故障の1つです。
メーター内にディーラーで点検をしてくださいと書いてあるので、ディーラーじゃないと整備ができない作業だと思われがちですが、しっかりとした技術力のある整備工場であれば十分に作業可能な内容となっています。
もちろん当店でも作業は可能となってりますのでお困りの方は是非お気軽にご相談してみてくださいね٩( ᐖ )و
ということで、MINI クラブマン（F54）のシフトメカニズム交換作業のレポートは以上になります。今回はWEBよりご予約いただきありがとうございました。
