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先日入庫いたしましたフォルクスワーゲン T-Crossの左リアドア周辺の板金修理のレポートになります。今回は左リアドア周辺をぶつけてしまい大きなへこみとキズができてしまったため修理してほしいとのことでご入庫されました。
写真だと少しわかりづらいのですが、左リアドアからリアフェンダー、そしてリアバンパーへかけてうっすらとしたキズが広範囲にできてしまっています。
鮮やかなオレンジ色のボディ色なだけにうっすらとしたキズでも目立ってしまうという状態でした。
とはいえキズそのものはそれほど深いものではないため、あまり大掛かりな板金にはならないというのが今回の修理のポイントです。
本塗装に入る前にサフェーサーを塗って下地を整えていきます。
サフェーサーとはいわゆる下地塗料のことで、防水・防錆効果がありパテが塗料を吸い込まないようにしたり塗装面を滑らかにしてくれるなど重要な工程になります。
サフェーサーが吹き終わって下地が完成したらお車を塗装ブースへと移動させ本塗装に入っていくのですが、その前にお客様のお車の状態に合わせた塗料の調色・色合わせという作業を行います。
自動車の塗装面ってどれも同じだと思われている方も多いかもしれませんが、実はお車1台1台のコンディションは全く異なるんです。
例えば普段、青空駐車をしているお車と屋根付きのカーポートで保管をしているお車とで塗装面の日焼け具合などは全く違うので、同じ色で塗ってしまうとすごく違和感のある仕上がりになってしまったりということがあります。
なのでベースとなるカラーは当然同じなのですが、細かいところでは1台1台の塗装面のコンディションに合わせて塗料をいい感じに調色してあげる必要があるんですね。
もうちょっと白味を強く・・だとか、もう少し黒を入れて・・なんて言いながらボディの塗装の状態に合わせて塗料を調色しているんです。
塗装が終わった後は最終仕上げとして数種類のバフやコンパウンドを使い分けてポリッシャーといわれる専用の道具で塗装面を整えるため磨き作業を行っていきます。
この磨き作業をしっかりと丁寧に行うことで、新車と見まごうくらいピカピカでツヤツヤのボディに仕上げることができるので職人の腕の見せ所といわれる作業の1つでもあります。
磨き作業が終わった後は取り外していた部品を組み付けていき、綺麗に洗車をして作業は完了となります。
すっかり元通りの状態に修理することができ、新車のようにピカピカになったとお客様にもお喜び頂ける修理となりました。
ということで、フォルクスワーゲン T-Crossの左リアドア、リアフェンダーの板金修理のレポートは以上になります。
当社ではできる限りお客様のご要望に沿った修理内容をご提案させていただき、お客様の理想に近い修理ができるよう日々努力しています。
「他店では交換って言われたんだけど修理でどうにかならないかな？」だとか「中古部品を使って修理費用を抑えたい」などなど、お車の修理費用や修理方法でお悩みの方はぜひFKエンジニアリングまでお気軽にご相談くださいね٩( ᐖ )و
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